年間125種類もの野鳥が飛来し「野鳥の国際空港」ともよばれる、
大阪府下最大のため池「久米田池」。
この久米田池周辺には「久米田古墳群」や、
僧行基が天平10(738)年に開基した「久米田寺」など史跡が点在します。
久米田池で観測できる野鳥など、自然を楽しむとともに、
久米田池周辺の歴史にふれてみませんか?
●モデルコース ルートマップ
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●池田王子跡
都から熊野三山へ続く道に祀られた「熊野九十九王子」。そのうちのひとつがここにありました。残念ながら現存していませんが、世界遺産にも登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に立ち、かつての皇族の気分をあじわいませんか?
所在地 岸和田市下池田町1-22-10 |
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●積川神社遥拝鳥居
豊臣秀頼が再建した本殿(重要文化財)をもつ積川神社よりご神霊が巡幸し、この遥拝所まで旅をされてきます。かつてはこの鳥居に「白河上皇の勅額」が掲げられていました。(現在は、積川神社にて保存。)
所在地 岸和田市小松里町字北額(額町) 府道30号線(熊野古道)沿い |
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●浄行寺
前方後円墳上に築かれたとされる寺。
所在地 岸和田市額原町166 |
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●久米田公園
公園内には貝吹山古墳、風吹山古墳、無名塚古墳が現存し、周辺にもいくつかの古墳が存在します。平成6(1994)年から風吹山古墳の発掘調査が行われ、ほぼ未盗掘の埋葬施設から画紋帯神獣鏡、鉄剣、鉄刀、数千点におよぶ玉類などが出土しました。
所在地 岸和田市池尻町(久米田中学校向い) |
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●久米田寺
僧行基が開削した久米田池の維持管理のため、天平10(738)年に開基したと伝えられます。境内の多宝塔には仏舎利が祀られ、靖霊殿には、玄奘三蔵法師のご遺骨を奉安します。
所在地 岸和田市池尻町934 |
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●久米田池交流資料館
久米田池に関する古文書や、地図など、久米田池の水利にまつわる歴史的資料を展示しています。
また、久米田池交流資料館付近の久米田池護岸はキレイに整備されており、久米田池をゆっくり眺めたり、お弁当を広げて休憩することができます。
所在地 岸和田市池尻町671-11 |
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●小栗(熊野)街道
小栗街道は昔は「熊野街道」と呼ばれ、京都に住んでいる人なら誰でもしっているというほど有名な、紀伊の熊野に行く道でした。
小栗街道の距離(位置)を示す石碑が、額町のだんじり小屋の前に残ります。
所在地 岸和田市小松里町570-1
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